【保育士試験徹底攻略】社会福祉で押さえておく基本のポイント+勉強法をまとめてみた。

社会福祉合格で押さえておく基本のポイントをまとめてみた。

以前の記事でもお伝えしたように、私は2度もその後、社会福祉を落とし、
令和4年前期試験でようやく保育士試験の1次試験を突破できました!!

今となっては、社会福祉を嫌というほど学んだことで、
仕事に生かせることもでてきて、保育士試験で社会福祉を勉強できてよかったと思っています…

が!

ここぽてと

当時は本当に苦しかったです…。
(興味が出なさ過ぎて本当に社会福祉の勉強が辛かった…)

内容が保育士関係ないやん…とも思ってた。
保育士には保育園以外にも児童養護施設のような子供を保護して養育する施設など
配属されることもあるので全然関係ないことありません

私と同じように社会福祉の勉強が苦手、社会福祉だけどうしても受からないという人のために、
ヒントになればよいなと思い、社会福祉で押さえておく基本のポイントをまとめてみました。

この記事を読めば

・社会福祉の合格のために押さえておかないといけない基本ポイントがわかる
・社会福祉に関する似たような名前の法律の違いがわかる
・社会福祉の合格勉強法がわかる


特に基本ポイントは、保育士試験1次試験(社会福祉)で頻出ですので要チェックです!
それではどうぞ!

目次

社会福祉合格のための基本のポイント

ケースワークの展開(順番を覚え、意味も覚える)

ケースワーク: casework)とは、困難な課題、問題をもった対象者(クライエント)が自立して生活できるように支援、援助していく個人家族といった個別に対するソーシャルワーク(社会福祉援助技術)のことである。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF

【ポイント:ケースワークの展開】インテーク→アセスメント→プランニング→インターベンション→モニタリング→エバリュエーション→ターミネーション

  • インテーク…「初めまして」の段階。利用者との関係構築を目指します。
  • アセスメント…利用者の情報を聞き取ります。例えば、どのような障害を持っているのか、利用者の周りの環境など査定していきます。
  • プランニング…利用者の困りごとを解決するためにどうするべきか支援計画を考えていくことです。
  • インターベンション…実際に考えた計画支援を実施していく段階です。
  • モニタリング…実際の支援ががうまくいっているかを振り返ります。また、利用者の状態と支援計画にズレがあれば、この段階で軌道修正していきます。
  • エバリュエーション…支援の事後評価。支援目標に対して達成できたか、インターベーションが適切であったか振り返り評価します。
  • ターミネーション…支援の終結。問題が解決された、あるいはもうクライエントが問題は残るものの自分で対応できる場合、支援を終えることとなります。

バイスティックの7原則

  • 個別化の原則
  • 意図的な感情表出の原則
  • 統制された情緒的関与の法則
  • 受容の原則
  • 非審判的態度の原則
  • 自己決定の原則
  • 秘密保持の原則

ただ暗記するだけでは難しいと思うので、事例を交えて覚えたほうが良いと思います。
(エピソード記憶作戦)

ケースワークのモデルとアプローチ法

困難な課題、問題をもった対象者が自立して生活できるように支援、援助していくために、いろんなアプローチ方法があります。アプローチ法や提唱者なども保育士試験の社会福祉では頻出事項です。

治療(医学)モデル

医師が患者を治療するように、「病気を治療する」ことに焦点を当て、その原因の解決を目指すものです。提唱者はケースワークの母であるリッチモンド診断主義アプローチ法の起源です。

診断主義アプローチ

治療(医学)モデルを基にして、調査→診断→治療という過程を重視。後に心理社会的アプローチになります。

機能主義アプローチ

利用者の潜在的にある力で主体的に問題を解決できるとするアプローチです。タフト・ロビンソン提唱。

問題解決アプローチ

「好ましくない状態から好ましい状態への移行を含む問題解決過程」と捉え、長期の視点に基づいた援助者と利用者の関係を軸に問題解決を図る方法。提唱者はパールマン従来の診断主義アプローチ機能主義アプローチの程よいところを取ろうとしました。支援を必要とする人と支援をする人が話合いながら共にに行う問題解決作業としました。

パールマンのソーシャルケースワークの4つの要素
  • Person(人)…支援を必要とする人
  • Problem(問題)…利用者の抱える生活上の問題や課題
  • Place(場所)…支援者が所属し、個別援助が展開される場所
  • Process(過程)…支援を必要とする人と支援者との関係を基盤として展開される支援過程

Plan(計画)はないので注意!(ひっかけ問題)

心理社会的アプローチ

治療(医学)モデル・診断主義アプローチから発展したのが心理社会的アプローチ。診断主義の調査→診断→治療という過程がケースワークの展開の原型になりました!利用者の心理面環境面の相互作用・関連性から働きかけていくアプローチです。

ここぽてと

心理社会的アプローチ問題解決アプローチは頻出なので必ず覚えましょう!

課題中心アプローチ

「いま」「ここ」に焦点を当てたアプローチです。利用者が今現在困っていることを解決するために短期間で達成できる計画や目標を立てて取り組んでいきます。

【問題解決アプローチとの違い】
課題中心アプローチは短期間での問題解決を目指す!

行動変容アプローチ

問題となる行動を減らしたり、望ましい行動を増やしたりする働きかけを行うアプローチ。スキナーの学習理論やオペラント条件付けがもとになっています。トーマス提唱。

ここぽてと

望ましい行動をしたらご褒美がもらえる!→問題行動が減る!

ナラティブアプローチ

利用者に自身の体験(物語)を語ってもらい、聞き手が質問をして、語り手が何度も語るうちに否定的なストーリーを書き換えていき問題を解決していくアプローチです。ナラティブは英語で物語という意味。

社会福祉行政の実施機関等と根拠法の組み合わせ

社会福祉行政の実施機関等と、根拠法の組み合わせを問う問題がよく出題されます。

例えば、代表的なものを挙げると

  • 婦人相談所 (売春防止法)
  • 保健所 (地域保健法)
  • 地域包括支援センター (介護保険法)
  • 地域活動支援センター (障害者総合支援法)
  • 身体障害者更生相談所 (身体障害者福祉法)
  • 有料老人ホーム (老人福祉法)
  • 医療保護施設 (生活保護法)

覚えにくいのが、「介護保険法」と「老人福祉法」「障害者基本法」と「障害者総合支援法」だと思います。(似たような名前なので…私だけかもですが)
↓法律がごちゃごちゃになってしまう人に向けてまとめてみたので、どうぞ。

「介護保険法」と「老人福祉法」の違い

「介護保険法」(2000)は介護や支援を必要とする人が住み慣れた地域で日常生活を送るために、65歳の高齢者もしくは40歳~64歳までの特定疾病患者のうち介護が必要な人を社会全体で支えあう制度について定めた法律です。
なので40歳以上の人は、介護保険料を納めなくてはなりません。実施機関である地域包括支援センターは介護予防サービスのケアプラン作成や金銭のトラブルや虐待など高齢者の権利擁護など色々対応しています。

対して「老人福祉法」(1963)の理念は高齢者福祉の原理を明確にし、高齢者が精神的・身体的な健康を維持して生活を安定させ、社会への参加を促すことです。昔は高齢者の介護は家族の役割で家族が看取ることも多かったですが、高度経済成長期以降、それが困難となり、介護問題への対応策として、老人福祉法が作られました。なので、養護老人ホーム、特別養護老人ホーム、老人デイサービスセンターなど施設の根拠法は「老人福祉法」になります。

「老人福祉法」は、老人ホームなどの施設が多いので、勘違いしやすいですが、介護を目的とした法律ではありません。施設の内容を見ても健康の増進や教養の向上、食事の提供その他日常生活上必要な便宜を供与する施設が多い。特別養護老人ホームが身体上又は精神上著しい障害があるために常時の介護を必要とし、かつ介護保険法による施設への入所が困難な老人が対象となるため、介護保険法と根拠法が混同してしまうのではないかと思う。

「障害者基本法」と「障害者総合支援法」の違いも合わせてチェックしていきます。

「障害者基本法」と「障害者総合支援法(自立支援法)」の違い

「障害者基本法」(1970)は全国民が平等の人権を持つ個人として尊重され、お互いに共生できる社会の実現を目指すという理念があります。これ(「障害者基本法」の理念)を基にして作られたのが「障害者総合支援法」(2012)。障害者が各福祉サービスを利用できるように、サービスへの支援と拡大を実現するための法律です。

ということなので、障害者総合支援法は障害者基本法の理念+サービスの利用についての法律ということです。名前が似たような名前なのでややこしいですよね。

ここぽてと

大雑把に言えば、障害者総合支援法は介護サービスなどを受けるときの法律と覚えておきましょう!

各社会福祉サービスについて

障害福祉サービスの内容 |厚生労働省 (mhlw.go.jp)

各サービスがどういったサービス内容なのかに加えて、介護給付(ピンク)なのか訓練等給付(黄色)なのか、そのサービスが障害者用なのか障害児も利用できるのかを判別できるようにしておきましょう。基本的に上の表をイメージしながら覚えればOKです。

第三者評価

自己評価毎年、第三者評価は3 年に 1 度以上第三者評価をするという義務があるのは以下の5施設

  • 乳児院
  • 児童養護施設
  • 児童心理治療施設
  • 児童自立支援施設
  • 母子生活支援施設

保育所第三者評価と自己評価は努力義務(絶対じゃない)

苦情への対応・窓口

児童福祉施設の設備及び運営に関する基準第十四条の三 児童福祉施設は、(略)苦情を受け付けるための窓口を設置する等の必要な措置を講じなければならない。

 乳児院、児童養護施設、障害児入所施設、児童発達支援センター、児童心理治療施設及び児童自立支援施設は、(略)苦情の解決に当たつて当該児童福祉施設の職員以外の者を関与させなければならない。

ポイント

【義務】児童福祉施設苦情解決の窓口を設置する
【義務】苦情解決の際に、児童福祉施設の職員以外の者を関与させなければならない施設は6施設

  • 乳児院
  • 児童養護施設
  • 児童心理治療施設
  • 児童自立支援施設
  • 障害児入所施設
  • 児童発達支援センター

3年に1度第三者評価をしなければいけない5施設と混ざらないように注意
(上の赤字4つは3年に1度の第三者評価義務)

苦情の解決の根拠法は、「児童福祉法」ではなく「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」

運営適正化委員会

社会福祉法第83条】福祉サービスに関する利用者等からの苦情を適切に解決するため、都道府県社会福祉協議会に、人格が高潔であって、社会福祉に関する識見を有し、かつ、社会福祉、法律又は医療に関し学識経験を有する者で構成される運営適正化委員会を置くものとする。

適正化委員会は「社会福祉法」運営適正化委員会は、都道府県社会福祉協議会に設置されていること、公正・中立な第三者機関であることがポイント。運営適正化委員会は、福祉サービス利用援助事業の適正な運営の確保と、福祉サービスに関する利用者等からの苦情の適切な解決をすることで、利用者を守る役割もあります。

社会福祉合格のための勉強法

市販テキスト+厚生労働省や社会福祉協議会の資料を見て学習!

正直一般の保育士試験のテキストなどの教材だけだと、確実勉強不足になります。
(5年くらい前なら市販のテキストの内容だけでで合格できてたかもしれないけど)
というか、テキストの内容が不足してるんじゃなくて、社会福祉の教科の範囲自体が広すぎるのだと思う。

例えば、このような資料

全国社会福祉協議会「障害者総合支援法のサービス利用説明パンフレット(2021年4月版)」
厚生労働省 「障害福祉サービスの利用について パンフレット」

厚生労働省「地域共生社会の実現に向けて」

厚労省からの資料や社会福祉協議会などの資料から、問題が結構頻出されています。
ただ、ここが大事なポイントであったりしますが、
古すぎる資料は、答えが間違ってくる可能性があるのでもちろんよくないですが、
新しい資料も新しすぎて、問題に出てこない可能性大。

(私はテスト問題は最新が出てくるだろうと思って、それで失敗しました…笑)
一番良いのは、〇年度の数字は□と丸暗記で覚えるのが一番良いのでしょうが、
範囲が広すぎて、やってられないと思うので、
受ける年度のテストより1~2年前の資料の数字を押さえていたら良いかなと思います。
近年、少子化の問題もあるので、出生率なども押さえておきましょう

【合格のポイント】
テキストだけではなく、厚労省から出ているパンフレット等を読み込みましょう
新しい資料は問題に出てこない可能性大!なので、受験する年度より1~2年前の数字を覚えましょう!

基本のポイントを押さえて、60点を目指す

先ほども申しました通り、社会福祉は範囲が広い上に、科目関係なく、保育士試験は年度によって難易度にバラつきがかなりあります。
令和3年度後期の社会福祉ははイレギュラーの問題が多すぎて、パニックになった記憶しかありません…。
(言い訳だが、パニックのドツボにはまり、わかる問題もわからなくなってしまった…)

例えば、このような問題↓

問1 次の文は、国際ソーシャルワーカー連盟(IFSW)によるソーシャルワーク(専門職)のグローバル定義(2014 年)の日本語定義の一部である。( A )~( C )にあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

ソーシャルワークは、社会変革と( A )、社会的結束、および人々の( B )と解放を促進する、実践に基づいた専門職であり学問である。( C )、人権、集団的責任、および多様性尊重の諸原理は、ソーシャルワークの中核をなす。

【語群】ア 民族固有の知  イ ストレングス  ウ 社会開発  エ エンパワメント オ 自由      カ 社会正義

令和3年度後期 保育士試験 社会福祉より

問 19 次の障害者施策に関する法律を、制定された順に並べた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。

A 「障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律」
B 「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」
C 「身体障害者補助犬法」
D 「発達障害者支援法」

令和3年度後期 保育士試験 社会福祉より
ここぽてと

国際ソーシャルワーカー連盟???
身体障害者補助犬法なんて初めて見たわ!!!

と心の中で叫んだ人もいたはず…(私だけじゃないよね…?)

こういう問題は私のようにパニックにならないようにして、当たればラッキー!と切り替えが大事!
上にまとめた社会福祉の基本やポイント(バイスティックの7原則、ケアマネジメントのサイクル、社会福祉行政の実施機関と根拠法の組み合わせ、社会福祉事業の経営者から利用者保護など)を押さえて、とにかく基本箇所の点数を落とさないようにしましょう。

まとめ

今日は、社会福祉の合格のために押さえておかないといけない基本ポイントや法律の違い、社会福祉の合格勉強法をまとめました!社会福祉は、範囲が広すぎるので、ポイントを押さえて合格を目指しましょう。みなさんが保育士試験の社会福祉を合格することを祈ります!

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この記事を書いた人

毎日少しずつレベルアップ!
毎日スキルアップを目指して勉強するブログ。
最近は主にWEB制作を勉強中!
仕事は子どもにお勉強を教える仕事をしています。

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