私が保育士試験を受けた理由は「手当のため」だった
正直に言うと、私が保育士試験を受けたのは、まだ独身の頃。
放課後等デイサービスに勤めていて、
きっかけはシンプルで、「手当がつくから」でした。
特別な夢や理想があったわけではなく、ただ「今の仕事に活かせるかも」「今後、子育てに活かせるかも」という軽い気持ち。
でも、今こうして子育てをしている自分がその資格に助けられていることを思うと、あの時の選択は、未来の自分への“贈り物”だったと感じています。
子育てしながらの受験は、本当に大変
実際、保育士試験は決してラクなものではありません。
私は子どもがいない時期だったので、自分の時間を調整して、集中して勉強できました。
でも、今の私にできるかと聞かれたら…正直、自信がありません。
育児に追われながら、家事に追われながら、夜のわずかな時間に参考書を開くこと。
それだけでどれだけの覚悟と努力が必要か、想像するだけで胸がいっぱいになります。
だからこそ、子育てをしながら保育士試験に挑戦しているママたちを、私は心から尊敬しています。
保育士資格があれば、保育園以外でも働ける
保育士=保育園、と思われがちですが、実は活躍の場はもっと広いんです。
たとえば、最近よく耳にする「放課後等デイサービス」や「児童発達支援」では、保育士資格が重宝されます。
障害をもつ子どもたちのサポートをする仕事で、保育園とはまた違ったやりがいがあります。
また、学童保育や企業内託児所、ベビーシッター、地域の子育て支援センター、児童養護施設など…
子どもと関わる仕事の場には、保育士資格が活かせる場所がたくさんあります。
出世もできる。資格が“武器”になるとき
さらに、保育士資格は出世できる資格でもあります。
放課後等デイサービスなどでは、保育士が管理者や児童発達管理責任者になることも少なくありません。
その分、収入もアップし、待遇も安定していきます。

児童発達管理責任者だと、求人サイトで多く見られる月給は25万円~30万円程度、高額だと40万近い求人もあると言われているよ。
正社員として採用されやすくなるのも大きなメリットです。
とくに、これから先、一人で子どもを育てていかなければならない状況になった時にも、
資格があるかないかで選べる仕事の幅が全然違います。
保育士資格は、女性にとって“自分で食べていける力”をくれる資格の一つだと思います。
今、保育士試験を、もし受けようか悩んでいるなら
「今の生活だけでも手一杯なのに、試験なんて無理かも」
「落ちたらどうしよう」
「意味あるのかな」
そんな不安や迷い、すごく分かります。
私も途中で、心が折れかけたことがあります。
でも、やっぱり「資格は、自分の人生の保険になる」と今の私は思っています。
何かあった時に、自分一人でも選択肢を持てるというのは、とても心強いことです。
私が保育士試験のために使っていた教材
最後に、私が実際に使っていた教材を紹介しておきます。
当時は、まだ無料公開してくれていた桜子先生のPDFがユーキャン教材よりも役に立っていました!
最後に|今が忙しいママへ
子育てをしながら、自分の将来のことまで考えるなんて、本当に大変です。
でも、だからこそ「今の私」が少し先の「未来の私」のために、準備をするというのは、とても価値のあることだと思います。
「今すぐ使うわけじゃないけど、いつかのために」
そんな気持ちで、保育士試験に挑戦するのも、全然アリだと思います。
一度に9教科を合格する必要はないので、無理せず、少しずつで大丈夫です。
あなたの未来の選択肢が、きっと広がりますように。

