みなさん、こんにちは。ここぽてとです。
私は、コロナ渦をきっかけにステイホームであつ森とダイエット以外にもアウトドアにはまりました。その時に、なんと燻製作りにチャレンジしたのですが、不覚にもハマってしまい、簡単な加工品を燻す以外にも、とうとうベーコンを最初から作ることにハマってしまいました!!
においを気にせず燻製が作れる田舎バンザイ\(^^)/
でも、ベーコン作るって結構難しそう…
燻製作るってお金がかかりそう…
いえいえ!段ボールと豚肉と塩とスモークウッドがあれば誰でも簡単に作ることができます!ただ、お金はかけずに、簡単ですが、出来上がるまで、最低1週間はかかるので、そこだけ注意!
ということで、今回は初心者でも安くおいしくできるベーコンの作り方をお伝えしたいと思います。
このベーコンを食べたら、市販のベーコンには戻れませんよ~(笑)
無添加なので安全なのも良いね!
それでは行ってみましょう!
必要最低限のもの・道具
・段ボール
今回はできるだけ安く簡単にということで、段ボールを使います。
私はもともと燻製用の段ボールを買っていたのでそれを何年も使っていますが、ある程度高さのある段ボールなら何でもよいです。amazonで買い物したときに届く段ボール等で全然OK。
もしも、「これからもずっと燻製作り続ける!」という方は、金属等の燻製用の箱を買うのもいいかも。(私は欲しいと思いながら何年も段ボール使ってます笑)
ちなみに私が2年以上使い続けているのはこちら↓
ベーコン作りなれた人や燻製結構作るって人はこういうのがおすすめ↓
・温度計
普通の加工品を燻製するなら、温度計は必要ないのですが、生の豚肉を燻製するのには、温度計は必須です。今回は、温燻をするのですが、温度を最低でも40℃以上は保っておきたいです。温度計で温度を見ながら、火加減を調整します。ちなみに温度計は段ボールにぶすっと刺して使えるものを使用しています。燻製の方法には以下のようなものがあります。
引用:https://smoked-diary.net/smoked-method/
- 熱燻法・・・80度以上の高温で一気に燻製
- 温燻法・・・30~80度の中温でじっくり燻製
- 冷燻法・・・15~30度の低温でじっくり燻製
今回は段ボールでベーコンを作るので、温燻法で作っていますが他の材料で作るなら、熱燻法で短時間で燻製することも可能です。冷燻はスモークサーモンのように生物を燻製するときに行う方法です。
・網(吊るしベーコンを作るなら吊るせるような金属のバーベキュー用の串)
燻したいものを乗せるのに使います。網だとチーズなどの加工品を乗せて燻製するときも、ベーコンを燻すのにも両方使えます。ただ、きれいに照りをつけたり色付けしたいのであれば、ひっくり返すなどの作業は必要かもしれません。網は100均でも売っています。
・網を固定する棒(バーベキュー用の串でも代用可)
網を使うときは、上でも紹介しているような金属の棒(バーベキュー用の串)を二本段ボールにさして、その上に網を置いています。図で示すとこんな感じ。
段ボールで良いところは、自由に棒を刺せるので、網の高さを自由に変えれて良いですね。私は市販の燻製段ボールについてた棒で網を固定していますが、バーベキューに使う串など燃えない串や棒であれば代用できると思います。
・スモークウッド(もしくはスモークチップ)
今回は簡単に作りたいので、火をつけてそのまま放置できるスモークウッドで作りたいと思います。スモークチップにはいろんな種類があるので、いろいろ試してみるのもおすすめ。
種類がありすぎて、どれにしたらよいかわからないよ~
今までサクラ、リンゴ、ヒッコリーを使ってきましたが、燻製大好きで、燻製の匂いをしっかりつけたい人はサクラがダントツでおすすめ。肉・チーズ・卵・魚なんでも合います。ちなみに筆者は、サクラのスモークウッドにSOTOのピートスモークパウダーをのせて燻してます!短時間で香り豊かになって色も綺麗につけることができますよ。
「ピートとは」
https://soto.shinfuji.co.jp/products/st-160/
植物が地中で堆積し炭化したもので、本場スコットランドではウイスキーの原料(モルト)を乾燥させる際に香り付けを兼ねて燃料として使われ、その香りはウイスキーの仕上がりに大きく影響します。燻煙材に混ぜて使えば、スモーキーフレーバーが食材の美味しさを更に引き出してくれます!
もちろん、「初めて燻製作るよ!」って人はスモークウッドだけあればOKです。燻製作りに慣れて、「香りに深みを出したい」って人はピートの使用も検討してくださいね。
・金属皿
スモークウッドを置く皿です。耐熱性があれば大丈夫。私は現在100均のスキレットで代用してます。
・食品用脱水シート『ピチットシート』(スーパー・18枚入り)
加工品を燻すだけなら必要ないのですが、今回手作りベーコンを作るのに絶対に必要なので、赤字にしています。『ピチットシート』はレギュラーとマイルドとスーパーがありますが、必ずスーパーを使用してください。スーパーは他のものと比べると割高ですが、吸水力はダントツで魚の干物なども作れることができます。今回は段ボールでベーコンを作るので、鉄の箱で作るよりも箱の中の温度を上げられないのもあり、肉の水分状態も少なくすべきです。なので、脱水力の強いスーパーを使用してください。
・広い場所
筆者は田舎に住んでいるので、匂いを気にせず、庭でよく燻製を作っています。換気扇が機能していれば、換気扇の真下でも作れば、室内でも作れるそうです。(友人談)
初期費用大体3500円くらい。ピチットシート18枚入り(スーパー)が高いので、それくらいになりますが、これ以降は肉と調味料代で、お得に安全で美味しいベーコンが作れます。
材料
・豚肉(豚バラブロックもしくは肩ロース)
ブロック肉を用意します。安い脂身が多めのところでも、自家製ベーコンにするとおいしくなります。
・塩
今回は時間短縮で塩抜きの工程は行わないので、塩が少なめです。肉の重さに対して3%の量を使います。
(例)肉の重さが1000gなら30g
・砂糖
塩の半分の量を使います。
(例)肉の重さが1000gなら15g
・ブラックペッパー
豚の塊のブロックに漬け込むので、かなり使います。多めに用意しておきましょう。
・ハーブなど(あればでOK)
いろいろ試してきましたが、ハーブミックスがおすすめ。塩を減らしてマジックソルトを使うのもあり。節約の時は、ブラックペッパーと塩だけで作りますが、ハーブも入れて漬け込むと香りが良くておいしくなります。あとにんにくも美味しさ格段にアップするのでおすすめです!
下準備
豚肉の塩漬けを作る
- まずは豚肉をきれいに水洗いし、丁寧に洗い流します。
- キッチンペーパーで豚肉の水分を拭き取ったあと、フォークで豚肉全体に穴を開けます。中にも味が浸み込むように、側面などにも深めに穴を開けましょう。
- 豚肉以外の調味料(塩・砂糖・ハーブなどのスパイス)を混ぜ合わせます。
- 豚肉に混ぜた調味料を全体に塗してすりこみ、味をなじませていきましょう。肉の表面が見えなくなるまでびっちりつけるのがポイントです。
- スパイスを混ぜたものが豚肉全体についたと思ったら、豚肉にラップを巻いてジップロックにいれて保存します。これで、1週間から2週間上下をひっくり返しながら、冷蔵庫で保存します。
最低1週間は塩漬けしましょう。塩漬けの期間が長ければ長いほど、熟成されて味に深みがでますよ!
豚肉を乾燥させる
- 1週間から2週間経ったら、豚肉からラップを外し、丁寧に水洗いし、豚肉についているスパイスなどの調味料を洗い流します。今回は、塩分を少なめにしているので、塩抜きの工程はありません。
- 丁寧に水洗いしたら、キッチンペーパーで水分をふき取り、ピチットシート(スーパー)を豚肉に巻きます。巻けたら更にその上をラップで巻いて、冷蔵庫で1日乾燥させましょう。
豚肉とスモークウッドをセット
今回は簡単に作れるように、スモークウッドを使います。スモークウッドの四隅と一面にまんべんなく火をつけることで、途中で火が消えるのを防ぐことができます。バーナーやガスコンロで火をつけるのがおすすめ。
(今回は燃えたスモークウッドの上に、ピートスモークパウダーをのせてますがなくてもOK)
スモークウッドを箱の下にセットしたら、その上に豚肉をセットします。網の上に豚肉をのせ、燻製器の一番上に置きます。網に乗せておくのも良いですが、今回はきれいに色づけしたいのもあり、吊るしベーコンにしています。煙が直接豚肉に当たらないように、スモークウッドを端にずらしてセットするのがポイント。
段ボール内の温度が下がらないようにする
40℃〜60℃くらいの温度で最低でも120分は燻製します。私は、匂いや色をつけたいので6時間くらい放置してます。燻製の匂いをしっかりつけたい人は、長めに燻製しましょう。色がしっかりついてきたら、完成です。
段ボールなので風で飛ばされたり、火が段ボールに移る可能性もあるので、近くに消火できるものを置いたり、すぐに対応できるようにしておきましょう。
私は、燻製段ボールの横で畑をしたり、パソコンを持ってきて作業したりしています。燻製のとき、ほったらかしにしたい場合は、段ボールではなく、鉄でできた燻製器をおすすめします。
こんな感じで、綺麗に色がついた手作りベーコン完成!
スモークウッドが余っていたので、卵とチーズとナッツも燻製しましたよ〜。
燻製ベーコンのおいしい食べ方
どんな料理でもおいしいですが、やはり定番はベーコンエッグです!あとはカルボナーラやグラタン、ポトフなども調理しましたが、燻製の匂いが強く、おいしかったです。材料がない時でもベーコン焼くだけでもお酒のおつまみとして食べられます(笑)
この手作りベーコンは、そのままでは食べられません!必ずフライパンで調理するなど加熱処理をしてから食べてくださいね!
まとめ
今回は、初心者でも安くで簡単に本格的な燻製ベーコンを作る方法をお伝えしました。簡単でお金がかからない分、時間がかかりますが、本当に美味しいベーコンが作れるので、作業の合間に作ってみようと思われた方は、是非作ってみてください♪