保育士試験の「子どもと食の栄養」、
「細かすぎて難しい…」と感じた方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、令和8年前期は例年よりやや難化しています。
特に、
「最新情報」と「細かい知識」の両方が必要な試験に変化しています。
▼令和8年保育士試験出題傾向まとめの記事はこちら

令和8年前期の難易度と特徴
- 難易度:★4.5 / 5(やや上昇)
- 問題形式:約85%が組み合わせ・複数選択
- 最新情報:過去最高レベル
- 暗記量:かなり多い
① 最新通知がそのまま出題された(最重要)
今回の最大の特徴です。
● 窒息事故防止の最新通知(令和7年1月)
試験直前の内容がそのまま出題
問われたポイント
- 粘着性の高い食品は避ける
- りんごは加熱して与える(離乳食完了期まで)
- 子どもの「かみ砕く力」は未発達
文章の細かい表現まで理解していないと解けません。
つまり、
最新資料を読んでいるかが勝負と言えます。

実際に保育園で窒息事故が起きているので、現場でも頭に入れておかないといけないポイントです。
② 食物アレルギー表示が「8品目」に変更
ここは確実に押さえたいポイントです。
● 特定原材料の数
7品目 → 8品目へ変更
食物アレルギーの特定原材料とは、食品表示基準に基づき、特に発症数が多い、あるいは重篤な症状を引き起こすことから、表示が義務付けられている食品のことです。
令和8年前期の試験問題や近年の改正内容に基づくと、現在の義務表示対象は以下の8品目となっています。
- 卵
- 乳
- 小麦
- えび
- かに
- そば
- 落花生(ピーナッツ)
- くるみ(新たに追加された8番目の品目)
以前は7品目(卵、乳、小麦、えび、かに、そば、落花生)でしたが、くるみが経過措置を含め義務表示の対象に加わったことで、計8品目となりました。

過去問の知識のままだと間違えるので、最新情報にアップデート必須ですね。
③ 調理・食品の知識がより実践的に
令和8年前期は、かなり細かい知識が問われました。
● 炊飯の水分量
- ご飯
- 軟飯
- 全がゆ
- 10倍がゆ
水の量による違いを理解しているかが問われます。
● 食材の部位
- さつまいも → 根
- じゃがいも → 茎
- ブロッコリー → 花(つぼみ)
理科のような知識も必要です。

この辺りは、逆に知識がある人や主婦にはチャンスかもしれませんね。
④ 「3つ選べ」問題の増加で難化
今回の難しさの原因です。
以下のような正しいものを3つ選ぶ問題が増加してます。
▶ 例1:食生活の現状(令和8年前期 問1)
問1
次のうち、子どもの食生活の現状と課題に関する記述として、適切なものを3つ選びなさい。
- 「孤食」は、食事を一人で食べることをいう。
- 「固食」は、固いものばかり食べることをいう。
- 「個食」は、複数人で食卓を囲んでいても、食べている物がそれぞれ違うことをいう。
- 「子食」は、保護者が食べさせることをいう。
- 「粉食」は、パン・麺など粉から作られたものばかり食べることをいう。
▶ 例2:窒息事故(令和8年前期 問16)
問16
次のうち、食品による窒息に関する記述として、適切なものを3つ選びなさい。
- 窒息のサインとしては、急に顔色が悪くなり、よだれを垂らして苦しそうな顔をして声が出せなくなることがみられる。
- 窒息状態になった場合には、口の奥まで無理に指を入れて、かき出す。
- 意識の有無に関わらず、まず初めに窒息の原因となる食品の除去を優先して行う。
- 1歳未満の乳児では、まず救護者が膝を曲げ(もしくは椅子に座り)、太ももの上に子どもをうつ伏せに抱きあげる。子どもの背中の肩甲骨の間のあたりを手のひらで5〜6回強く叩き、詰まった食品を吐き出させる。
- 1歳以上の子どもに対しては、子どもの背中側から救護者の両手を回し、みぞおちの前で両手を組んで、勢い良く両手を絞ってぎゅっと押すことで、詰まった食品を吐き出させる。
▶ 例3:食生活指針(令和7年後期 問13)
問13
次のうち、「妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針」(令和3年 厚生労働省)の一部として、正しいものを3つ選びなさい。
- 妊娠中の体重増加は、お母さんと赤ちゃんにとって望ましい量に
- 妊娠前から、カルシウムをしっかりとりましょう
- 不足しがちな食物繊維を、「副菜」でたっぷりと
- 母乳育児も、バランスのよい食生活のなかで
- お母さんと赤ちゃんのからだと心のゆとりは、周囲のあたたかいサポートから
現在の試験は「5つの中から3つ選ぶ形式」が主流になっており、
すべての選択肢を正確に判断できる知識が求められます。
従来の組み合わせ問題と違い、消去法が使いにくいため、
あいまいな理解では得点できない点が難化の原因となっています。
つまり、
あいまいな知識では点が取れないと言えます。
⑤ 統計問題は引き続き細かい
令和8年前期でも、 数値の正確さが問われています。
例
・野菜を毎日食べる子どもの割合(約3割)
「だいたい」ではなく具体的な数字を覚える必要あります。
まとめ:令和8年「子どもと食の栄養」は「細部×最新情報」の試験
一言でまとめると「細かい知識と最新情報の両方が必要」と言えます。
【重要】今後の「子どもと食の栄養」対策
以下を意識すれば得点しやすくなります。
① 最新通知・制度を必ず確認する
特に直近1年の情報を必ず確認。
② 離乳・発達は流れで覚える
月齢ごとに整理(年表がおすすめ)
③ アレルギー・栄養は最新基準で覚える
古い知識は危険
④ 調理・食品の基礎も押さえる
理科・家庭科レベルも出る
「子どもと食の栄養」要注意な人
他の科目でもいえることですが、
- 過去問だけで勉強している
- 古いテキストを使っている
- 数値を覚えていない
そのままだと得点が伸びにくいので、知識のアップデート必須です。
「子どもと食の栄養」合格できる人の特徴
- 最新情報をチェックしている
- 細かい違いを理解している
- 知識が正確
これで6割は十分狙えます。
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