保育士試験の「教育原理」は、暗記量が多く苦手意識を持つ方も多い科目です。
私は、教育学を専攻していたので、この分野は得意でしたが、多くの人は初めて知る分野だと思います。
また教育原理は社会的養護はニコイチなので、どちらかを落とすと不合格になるからです。

私の友達も教育原理を落としてしまったために、社会的養護まで再受験しなければなりませんでした。
しかし実際の試験では、年表(時系列)を押さえるだけで得点できる問題が多く出題されています。
特に重要なのは以下の2点です。
- 明治期の教育制度の流れ
- 西洋教育思想の発展の流れ
本記事では、これらを年表と流れでわかりやすく整理していきます。
教育制度の夜明け年表(明治期の流れ)
まずは、日本の教育制度がどのように整えられてきたのかを確認します。
明治期の教育制度 年表
| 年代 | 出来事 |
|---|---|
| 1871年(明治4年) | 文部省創設 |
| 1872年(明治5年) | 「学制」公布 |
| 1879年(明治12年) | 「教育令」公布 |
| 1886年(明治19年) | 森有礼による「学校令」制定 |
ポイント解説
この流れは頻出です。
文部省 → 学制 → 教育令 → 学校令
という順番を必ず押さえておきましょう。
特に「学制」は、日本で初めて近代的な学校制度を整えた重要な法令です。
教育基本法の歴史
次に、戦後の教育制度に関する流れです。
教育基本法 年表
| 年代 | 内容 |
|---|---|
| 1947年(昭和22年) | 教育基本法制定 |
| 2006年(平成18年) | 教育基本法の全面改正 |
ポイント解説
・1947年:戦後教育のスタート
・2006年:現代教育へのアップデート
特に2006年の改正では、「幼児期の教育」が明記された点が重要です。
西洋教育思想の流れ(最重要)
教育原理で得点するために最も重要なのが、
西洋教育思想の“流れ”を理解することです。
単発で覚えるのではなく、時系列でつなげて理解することが正答率アップの鍵になります。
西洋教育思想家 年表(17世紀〜20世紀)
| 世紀 | 人物 | キーワード |
|---|---|---|
| 17世紀 | コメニウス | 『大教授学』、汎知学、学校体系 |
| 17世紀 | ロック | 白紙(タブラ・ラサ) |
| 18世紀 | ルソー | 『エミール』、消極教育 |
| 18世紀 | ペスタロッチ | 直観教授、家庭教育 |
| 19世紀 | ヘルバルト | 教育的教授、形式的段階 |
| 19世紀 | オーエン | 幼児学校、環境重視 |
| 19世紀 | フレーベル | 幼稚園、恩物 |
| 20世紀 | エレン・ケイ | 『児童の世紀』 |
| 20世紀 | デューイ | 経験、問題解決学習 |
| 20世紀 | モンテッソーリ | 環境構成、感覚教具 |
| 20世紀 | キルパトリック | プロジェクト・メソッド |
| 20世紀 | スキナー | プログラム学習 |
西洋教育思想の流れを理解する
ここは丸暗記ではなく、流れで理解することが重要です。
① 教育の体系化(17世紀)
コメニウスは、教育を体系的に整理しようとした人物です。
すべての人に教育をという考え(汎知学)を提唱しました。
ロックは「子どもの心は白紙」とし、教育の重要性を強調しました。
② 子どもの発見(18世紀)
ルソーは「子どもは大人とは異なる存在」と考えました。
これを受けて、ペスタロッチは家庭教育や直観を重視し、実践へとつなげました。
③ 教育の制度化・発展(19世紀)
ヘルバルトは教育を体系化し、教授法を整理しました。
フレーベルは世界初の幼稚園を創設し、幼児教育を確立しました。
④ 教育方法の具体化(20世紀)
20世紀になると、教育はより具体的な方法へと発展します。
・デューイ:経験を重視
・モンテッソーリ:環境を整える
・スキナー:行動を変える学習
このように、理論から実践的な方法へと進化していきます。
頻出ポイントまとめ(試験対策)
① 「子どもの発見」の流れ
ルソー → ペスタロッチ → フレーベル
この流れは非常に重要です。
② 理論から方法へ
・デューイ(経験)
・モンテッソーリ(環境)
・スキナー(プログラム)
→ 教育方法に注目
③ 著書のひっかけ
- ルソー『エミール』
- フレーベル『人間の教育』
- ペスタロッチ『隠者の夕暮』
人物と著書の組み合わせは頻出です。

教育原理は10点満点なので、1問でも落とさないようにしましょう!
まとめ
教育原理では、単なる暗記ではなく時系列で理解することが重要です。
- 明治期の教育制度の流れ
- 教育基本法の変遷
- 西洋教育思想の発展
これらを年表で整理することで、効率よく得点につなげることができます。





